K様より下水切替工事のご依頼を頂きました。
K様邸は自宅の浄化槽にて下水の処理をされていましたが、
公共下水道への切替が必要となりました。
下水切替工事とのり面スキ取り
施工前
公共下水道が完成し使用できるようになった区域では、
環境改善と公衆衛生の向上を図るため、3年以内にくみ取り便所は水洗トイレに、
トイレ・台所・風呂などからの汚水は、公共下水道に流すよう義務づけられています。
公共下水マスが後付けで設置されたのがコンクリートの切れ目でわかります。
下水切替工事のついでに、のり面(切土や盛土により作られる人工的な斜面のこと)
のスキ取りのご依頼も頂きました。
のり面除草及びスキ取り
重機により斜面の土を撤去しました。
ある程度除草し、置かれていた石もあらかじめ撤去しています。
スッキリとしたのり面になりました。
コンクリート撤去
必要な部分のみコンクリートをはがし、掘り起こせるように
コンクリートカッターで切れ目を入れていきます。
この時、埋め込まれているワイヤーメッシュも切れるので余分な手間が省けます。
この重機には、水を撒く機能が絶対ついています。
ホコリと火花が舞い散るのを防ぐことができるからです。
ちなみに、この機械はすごく重いので方向転換は大変です。
コンクリートの粉末を含んだ白い水を綺麗に流してしまうと、
切れ目がくっきりとわかります。
左手の大きなマンホールは今まで使っていた浄化槽です。
後付けなので、切れ目を入れなくてもコンクリートの撤去はできます。
表面のコンクリートを撤去した様子です。
掘削、配管埋設
配管を通す為に地面を掘削します。
浄化槽部分は小型の重機を使って掘り起こします。
浄化槽へ流れていた排水管を遮断し、ストレートますを設置して公共ますへ配管します。
配管後、埋戻します。
浄化槽は、中身の汲み取り後、底に穴を開け、上部を壊してから全て埋戻します。
完成
ワイヤーメッシュを敷き詰め、コンクリートを流し込み、押し固めて完成です。