Y様より、店舗新築工事のご依頼をいただきました。
国道沿いで隣がコンビニと好条件の立地です。
既に更地の状態で、すぐにでも作業ができる状態でした。
施工の様子
事務所設置
先ずは事務所となる場所の基礎からです。
道路の高さに合わせるため、更地の上に10tダンプ2杯分の採石を敷き詰めました。
型枠で囲い、ワイヤーメッシュを敷き詰めます。
コンクリート土間工事には必要不可欠な工程です。
コンクリート打設の様子です。
ミキサー車から直接流し込んでいますが、端までは一輪車で運んでいます。
広げて均して、何度か押さえてしっかりした基礎にします。
基礎が終わったら、給排水の配管埋設です。
あらかじめ決めておいた場所をひたすら掘り続け、配管を配置します。
公共ますなどは、道路に面した敷地の端にあるので、敷地が広いと何本もパイプを絡げ
伸ばしていきます。
基礎の場所に事務所を設置します。
ガラス張りのお洒落なコンテナハウスが事務所になります。
雨水排水路の設置
敷地からの雨水などは、用水路へ流れるようにします。
片側は用水路に面していないので、U字溝で水路を作ります。
土の上に直接設置するのではなく、一旦モルタルでU字溝を置く場所の下地を作ります。
用水路へはコンクリートのタメマスを設置し、壁面に穴を開けて排出します。
U字溝の設置です。
用水路へのタメマスはグレーチングの蓋にしています。
アスファルト舗装
地面の不陸調整も兼ねた路盤工からです。
採石を敷き、重機で平地にし、固めます。この工程は2回繰り返します。
字溝付近や、歩道沿いはプレート転圧機で押し固めます。
路盤工が終わると、アスファルト舗装の作業です。
加熱アスファルト混合物を使います。
通称「合材」と言われ、出荷時の温度は180℃前後です。
小回りがきかない大型ダンプから、小さめのダンプへ一旦移します。
小さなダンプから、アスファルトフィニッシャへと移します。
アスファルトフィニッシャで敷いていく合材の巾に合わせて型枠を敷いて、
端から順番に作業します。
電柱周りや境界は手作業で敷き詰め、転圧します。右下のコテは加熱した鉄の道具で、
手作業で広げたアスファルトを押さえつける為のものです。
アスファルトが熱いうちに敷いていきますが、終わったところからすぐに
コンバインドローラで転圧します。端や電柱周りはプレートで転圧です。
アスファルト部分の完成です。
コンクリート土間
事務所横から南側はコンクリート土間で仕上げます。
砕石はアスファルト舗装の時に路盤工で出来上がっているので、
型枠を取付てワーヤーメッシュ敷きからです。
コンクリートを流し込み、トンボで均し、押し固めます。
仕上がりの地面はU字溝より高さがあったので、排水用に傾斜をつけましたが、急な為
刷毛引き仕上げで滑らないようにしました。
キッチンの設置
事務所内にミニキッチンを設置し、給排水のつなぎ込みをしています。
水栓は壁に設置しました。
トイレの設置~完成まで
トイレへの通路は配管が埋まっており、各排水用にマスを設置しています。
マスごとに蓋があるので砕石を敷き詰めています。
コンテナハウスは一から建物を建てるよりコスト削減になります。
何台か組み合わせれば独創的なカタチに変わります。
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